ダイネーゼ50周年
革新と自由、未来の安全に向けて
1972年以来、Daineseはモーターサイクルレースから、アルペンスキー、マウンテンバイク、セーリング競技、そして遥か宇宙まで、ダイナミックなスポーツの世界で活躍するアスリートのためにプロテクションを革新し、創造し続けています。私たちは、新たな世界へ挑戦する自由の為に、未来のプロテクションを研究しているのです。
バックプロテクター
1979年、ダイネーゼは史上初のバックプロテクターを発明し、モーターサイクル界のプロテクションに革命をもたらしました。最初のモデルは、ロブスターの甲羅から着想を得たもので、バリー・シーンとのコラボレーションから誕生しました。重なり合う可動式のプレートで構成された脊椎プロテクタは、ハードプロテクターでありながらも、柔軟性があり、体のあらゆる動きに追従します。
D-AIR® エアバッグシステム
2000年、ダイネーゼはプロテクションの歴史において最大の革命となる、初のモーターサイクル用エアバッグを発表しました。2007年にレースデビューを果たしたD-air®は、瞬く間にチャンピオンのパフォーマンスとすべてのライダーの安全に欠かせないツールとなりました。 インテリジェントなシステム、事故の衝撃を事前に認識し、必要な時にエアバッグの膨張を作動させるコントロールユニット、重要なパーツを保護するシールドが特徴です
メタルプロテクター
2003年以来、バレンティーノ・ロッシが着用するスーツの肩、肘、膝には金属製のプロテクターが装着され、レースウェアをに変化をもたらしました。転倒時に金属がアスファルトの上を滑り、衝撃を可能な限り分散させ、危険なローリングや手足のねじれを防止します。プラスチックと違って溶けることがなく、地面との摩擦による超高温にも耐えることができます。
D-AXIAL
2002年に登場した「Axial Distortion Control System(ねじれ防止のためのシステム)」は、INブーツを洗練されたカーボンファイバーのブレースで強化し、足首の保護を一歩前進させ、その時開発された技術は新らしいモデルにも採用されています。 ロアセクションとシンガードは、関節の動きをガイドできるジョイントを介して接続され、縦軸方向にのみ関節の動きを可能にしています。
PRO-ARMOR
2016年に登場した革新的なプロテクション技術Pro-Armorは、ダイネーゼのその他プロテクターや技術と同様に、自然界からインスピレーションを得て開発されました。 Pro-Armorは、複雑な構造を作り出すための自然界の言語であるフラクタル幾何学を採用しています。Pro-Armorはバックやチェスト、肩、肘など様々な形状で提供され、安全性と通気性の完璧なバランスを実現し、表面には47%のパンチング加工が施されています。
エアロダイナミック・ハンプ
1988年に登場したバックハンプは、プロライダーのスーツを一新し、バックプロテクターによる保護性能を向上させました。さらにエアロダイナミクスにも効果があることがわかり、その方向で開発が進められました。現在のハンプには技術が詰まっています。その中には、D-air®の頭脳であるエアバッグの電子制御ユニットが入っているのです。
コンポジットプロテクター
ダイネーゼは、スーツがただの革の塊であった時代から、プロテクターという概念を生み出しました。体の部位に合わせた形状のハードシェルと、発泡ゴムで内部にパッドを入れた複合プロテクターを初めて作ったのです。それ以来、この素材の組み合わせは、衝撃の分散と吸収の完璧なコンビネーションであることを保証しています。
スライダー
1981年、ダイネーゼは膝を地面につける新しいライディングスタイルを支持し、史上初のスライダーを発明しました。その特殊な形状からistrice(ヤマアラシ)と呼ばれています。その後すぐにレザー製が開発され、さらにプラスチック製が開発されました。この発明があったからこそ、プロのライダーが現在のようにサーキットでレースをするようになったのです。
グローブに採用されたカーボンメタル
1995年、マックス・ビアッジの手を守るため、背中、指関節、指骨に硬いプロテクターを装着したダイネーゼグローブは、手の安全性に革命を起こしました。その後、地面に衝突した際にアスファルトの上を滑りやすくするためにチタン製のプレートを組み込むなど、ダイネーゼの技術はスーツにも応用され、グローブは発展していったのです。
SEA-GUARD
モーターサイクル、スキー、マウンテンバイクに続き、ダイネーゼはセーリングの世界にもプロテクションの革新をもたらしました。シーガードは軽量で人間工学に基づいたジャケットで、船員の安全を守り、落水時の浮力を確保するために設計されています。ダイネーゼ・シーガードとエミレーツ・チーム・ニュージーランドは、セーリングの世界で最も権威のある大会であるアメリカズカップで2度の優勝を果たしています。
SPACE SUITS
ダイネーゼは、宇宙飛行士の安全を守るため、空に目を向けました。バイオスーツは、MITボストン校と共同開発したプロトタイプで、従来の空気圧で加圧するスーツに代わり、機械的に体を加圧することでかさばらず、より自由に動けることを目指しています。 欧州宇宙機関と共同開発したスキン・スーツは、長時間の無重力状態でも人体を保護できるよう、すでに実用化されています。
スキー用エアバッグ
モーターサイクルの世界に革命を起こしたD-air®は、スキーの世界でもプロテクションの概念を一新しました。2015年以降、ダウンヒルやスーパーGのアスリートたちは、転倒の衝撃を検知し、転倒そのものの前に時間差で作動するインテリジェントなプロテクション、D-air® Skiを着用しています。 コントロールユニットがそのバッグを膨らませ、スキーヤーの胴体、鎖骨、肩を保護するシールドとなるのです。
未来のプロテクションを提供します
ダイネーゼの物語、50年にわたるプロテクションの歴史をご覧ください。