バイクの旅で、季節に応じた必要な持ち物
バイクでツーリングや旅行に出かけるたびに、毎回新しい冒険が始まります。
自由な旅を楽しむためには、いくつかの小さな注意点があります。
バイクで旅に出かけることは、爽快で楽しいものです。
グループでも、仲間と一緒でも、一人でも、バイクで秘境や息を吞むような景色、あるいは新しグルメスポットを発見することは、ライダーであれば誰もが認める最高のストレス発散方法でしょう。ぜひ、お試しください。
何年もバイクの旅を経験しているライダーであれば、ウェアやプロテクターに関して、しっかりと準備することが必要不可欠であるのか知っているでしょう。
旅の準備には、まず始めに自分に合ったヘルメットと、季節や天候にあったウェアを慎重に選ぶ必要があります。
そして、バイクの装備とそれに付随するアクセサリーについて考える必要があります。
事前に必要なものを検討しておくことで、旅の途中で準備不足に気付くことはありません。特に長期の旅では、気候や天候の違い、あるいは不測の事態が発生する可能性があるので、しっかりと準備をしておくことが重要です。
では、バイクの旅には何を持っていけばいいのでしょうか?
基本的なアイテムはタンクバックに
財布やスマホなどを持ち歩きながら、安全で快適なライディングを楽しむためには収納性があることが大切です。
バイクにバッグを装備するには、タンクバッグから始めるのがベストです。
なぜなら、使用頻度が高い財布やスマホなどの基本的なアイテムを収納するのに最も使い勝手が良いからです。
タンクバッグについては、定番のストラップだけでなく、マグネットで取り付けられるようになっているか、また、取り出しやすいポケットがついているかをチェックしましょう。
さらに、防水素材であればなお良いでしょう。
サイドバッグに、旅で必要なものを収納
サドルバッグはバイク旅行の大定番です。
衣類や日用品、各種食料を収納できるため、数日間の旅行には欠かせないアクセサリーでしょう。
ダイネーゼの”D-SADDLE MOTORCYCLE BAG”は、大きなスペースを求める人のために2インチの拡張ジッパーを備え、一体型のレインフードを装備し、あらゆるタイプのバイクにフィットするように設計されています。
また、タンデムをする場合は、モノショックのプリロードを調整することを忘れないようにしてください。
水分補給はこまめに - ウォーターバッグ
夏や熱帯地域のような厳しい暑さが続く旅では、水分補給を怠りがちです。
安全で楽しいライディングに極めて重要であるにもかかわらず、楽しさやスリルを求めるあまり、体が本当に求めているものを忘れてしまうことがあるのです。
そこで、ウォーターバックを内蔵した”ALLIGATOR BACKPACK”などがあれば、この問題を簡単に解決してくれます。
ALLIGATOR BACKPACKは、2Lウォーターバッグを内蔵しており、断熱性の高いコーティング素材を使用することで、理想的な温度を数時間維持することができます。
不測の事態に対応するためのパンク修理キット
自然に囲まれ、素晴らしい景色を眺められるような、素敵な場所にたどり着いたとしましょう。しかし、あなたのバイクのタイヤが絶望的にパンクしているとします。
さて、どうしたらいいでしょうか。
このような時には、場所を取らないシンプルなパンク修理キットを持っていれば、レッカー車を呼ぶ心配はありません。少なくとも2つのCO2で満たされたキャニスター
を携帯しておくと良いでしょう。
エンデューロバイクの場合は、予備のインナーチューブを携帯することも考えられますが、この種の作業は複雑で、ホイールを外すためのレンチ、タイヤを外すためのレバー、その後空気を入れるためのポンプなど、さまざまな工具が必要になります。
結束バンド、テープ、ワイヤー
転倒などによりバイクが走行できないようになっただけで、数日間のバイク旅行が台無しになることがあります。
その為、車内に結束バンド、テープ(できれば絶縁性が高いガムテープなど)、針金などを収納するスペースを確保しておくと、様々な問題を解決するための暫定的な手段を用意しておくことをお勧めします。
定期的なチェーンメンテナンスを
普段あまり気にかけないチェーンですが、長い間放置しておくと不具合の原因になります。
しかも、その手入れは実に簡単です。定期的に潤滑油を塗るだけで大きな違いがあります。
ロングツーリングには1本用意し、500kmごと、もしくは毎日の終わりに使用します。オフロードを走る場合は、注油の前にチェーンの洗浄をすることをおすすめします。特定のディグリーザーをブラシに含ませるだけで十分です。
GPS衛星ナビかスマートフォンホルダーか?
熟練のライダーは、旅先の地域を知ることがいかに重要なことかを知っています。
しかし、全てを知ることは難しいでしょう。
そこで、知らない土地に何度も出かける予定がある方には、GPS衛星ナビゲーターをおすすめします。
最新のものは小型化され非常に軽量で、グローブをしたままでも使えるタッチスクリーンディスプレイを搭載し、スマートフォンとの連携も可能なことがあります。もちろん、バッテリーの持ちも抜群です。
しかし、それがベストな選択と思えない場合は、スマートフォンホルダーを検討するのもいい方法でしょう。
スマートフォン用のホルダーはあらゆるモデルがあり、通常はハンドルバーに装着する仕組みになっています。
ステアリングプレートに直接取り付けられるものや、バイクによっては標準装備されている専用のバーにも取り付けられる場合があります。特に、バイクで長旅をする場合は、防水ケース付きのモデルを検討すると、予測不可能な事態に陥ることを回避できるでしょう。
シガーライターソケットやバイクのバッテリーに接続する充電器
GPSナビにしろ、スマートフォンホルダーにしろ、バッテリーが長持ちしないことは理解しておく必要があるでしょう。
この問題は、シガーライターソケットに接続できるシンプルな12V充電器で解決することができます。
バイクに搭載されていない場合は、バイクのバッテリーに直接接続するための専用キット(USBポートを備えたものもあります)が販売されていますが、メカニックやバイクパーツ店などに問い合わせることをお勧めします。
防水ウェア - 突然の雨に対応するには
季節問わず、雨が降ることはライダーにとって良いことではありません。
雨の中でも楽しい旅を続けるためには、ジャケットとパンツなどからなるレインキットやレインスーツを常備しておくことをお勧めします。
もちろん、レインギアは通常のウェアの上に着るものなので、サイズとかさばりに考慮して、サイズを選択する必要があります。
さて、夏と冬のライディングを楽しむためのヒントはご理解いただけたでしょうか。
アクセサリーだけれなく、防水性に優れたテクニカルウェアも重要な装備の一つでしょう。
季節に応じて、適切なモデルを選択することで、安心して旅を満喫することができ、1km進むたびに楽しさを実感することができます。
自身のニーズに合ったウェアを選択することができれば、あとはこのガイドブックを参考にしてください。