レザースーツの購入ガイド:選び方、サイズなど
モーターサイクルの世界での安全性/保護性能という点では、レーシングスーツ/レザースーツは最も高い保護性能を持つウェアと言えるでしょう。
素材には牛革やカンガルーレザーを使用しており、耐衝撃性、耐摩耗性に優れています。
サーキット走行のイメージが強いレザースーツですが、実はツーリングなどのロードライディングにもお勧めのアイテムです。
今回は、レーシングスーツ/レザースーツの選び方をご紹介します。
Laguna Seca 5
サーキット走行を想定した1PCレザースーツ
サーキット走行を想定して開発されたレザースーツ。
これが、1PCと2PCの大きな違いです。
例えば、1PCスーツはサーキットのストレートでの加速時にバイクへ伏せる姿勢を取った場合に、快適にフィットするように腕や足の角度を大きくし、前方にカーブさせています。
代表的なモデルとしては、MUGELLO RR D-AIR® PERF. SUITです。
D-AIRシステムは、搭載されたソフトウェアとアルゴリズムからライディング中の動きを分析し、転倒に繋がる動きを識別することで必要に応じてエアバッグを起動させ、鎖骨や肩を保護します。
また、DAINESE D-AIRシステムを搭載していないものの、プロテクターと肩・肘のメタルプレートにより安全性を確保し、さらに腰、背中、腕、足にストレッチ素材を使用することでより自由な動きを可能にした、LAGUNA SECA 5 1PC LEATHER SUIT PERF.などもあります。
Laguna Seca 5
ロードライディングに最適な2PCレザースーツ
安全性の高いウェアとして、2PCスーツも選択肢の一つです。
2PCスーツとレザージャケット/レザーパンツの組み合わせでは、フィット感や想定が異なるので(スーツとは異なりジャケットとパンツの組み合わせはよりリラックスしたフィット感で、主に公道での使用を想定しています)こんどうしてしまわないようにしましょう。
2PCスーツは、カーブの多いワインディングロードなどのスポーツ走行に特化したモデルであり、1PCスーツのようなサーキット走行などの専門性はありません。
1PCスーツよりも着心地がよく、特に直立状態でのライディングに適していますが、常に、上下フルでの着用を前提に設計されています。(上半身は通常のレザージャケットよりも短いカットになっているので、別のパンツとの組み合わせには適していません)
2PCスーツのモデルは、LAGUNA SECA 5 2PCS LEATHER SUITやAVRO 4 LEATHER 2PCS SUIT、D-airシステムを搭載したAVRO D-AIR 2PCS SUITなどがあります。
一方、レザージャケットとパンツの組み合わせは、ファスナーで接続したものですがロードライド用に設計されているため、直立状態でも違和感がないようにスーツとは異なり、リラックスした着心地になっています。もちろん、それぞれ単体での使用も可能です。
Laguna Seca 5 2pcs
レザースーツの適切なサイズ選び方
レザースーツの適切なサイズを選ぶには、必ずライディングポジションで試着するようにしましょう。新しいスーツを初めて試着した時には、上半身、特に肩のあたりが「引っ張られる」ように感じます。
しかし、心配する必要はありません。
特に1PCスーツについては、レースに集中するためにライディングポジションで快適である必要があります。
レザーは使えば使うほど味が出るものです。ブーツ、バックプロテクター、グローブとの組み合わせも重要です。
LAGUNA SECA 5など一部のモデルでは、お客様のスタイルに合わせ、S/T(ショート&トール)という特殊サイズ(通常のサイズを基準に丈が長め / 短めになったモデル)をご用意しています。
サイズをお選びいただく際には、サイズチャートはもちろん、お近くの店舗までご来店いただき、専門スタッフにご相談いただくことをお勧めしています。
Laguna Seca 5 2pcs
CUSTOM WORKS(カスタムワークス)を選ぶ理由
レザースーツの性能を最大限に引き出す為に、ダイネーゼではカラーのみならずサイズまで完全にカスタマイズされたレザースーツを作成することができる「CUSTOM WORKS」を展開しています。
このサービスは、完璧を求めるライダーやデザインにこだわりのある方、標準サイズでは不安があり満足できない人たちにお勧めです。
サイズだけでなく、スーツのグラフィックまでカスタマイズできるので、あなただけの個性的な一着を手に入れることができるでしょう。
オリジナルのロゴやネーム、ゼッケン、ダイレクトプリントなどをお選びいただき、自分だけの最高のダイネーゼスーツを手に入れることができるのです。
CUSTOM WORKのご相談は、全国のダイネーゼストア または オンラインサイトで承っております。
※採寸等については、全国のダイネーゼストアのみとなっております。オンラインでは承っておりません。
Mugello RR D-air®
ダイネーゼスーツ - プロテクター
レザーそのものの安全性はともかく、レザースーツにはほかにどのような保護機能があるのでしょうか。
MotoGP™のファンなら、ご存知かもしれません。
2007年、DAINESEは世界選手権で初めて電子エアバッグシステムを導入し、長期にわたる開発、微調整、そしてライダーへ普及し始めた結果、2018年には世界選手権の全クラスで義務化されました。
Mugello RR D-air®
MotoGPライダーが着用するスーツは、プロテクションとパフォーマンスの面で究極の性能を持つMUGELLO RR D-AIR® PERF. SUITです。
D-airシステムは、1秒間に1,000回状態をモニターするセンサーによりエアバッグを作動し、高圧のエアシールドを作り出します。
マイクロフィラメントテクノロジーにより保証されたその耐圧性は、サーキットでの転倒により負傷しやすい肩や鎖骨を保護することができます。
また、D-airシステムのほかに、膝、肘、肩にハードプロテクターが組み込まれています。
これらの部位には、転倒時のスライドをサポートし、危険なローリングを防止するためのが装着されています。
スーツの外側の要所に配置され金属プレートは、転倒時に柔らかいプラスチック製のプロテクターやレザーがアスファルトと摩擦を起こし、関節が詰まって危険なローリングを引き起こす可能性を抑えています。
レザースーツを選ぶことは、ライダーにとって特別なことであり、情熱のために時間を使うことでもあるのです。
DAINESEにお任せいただければ、あなたにとって最適なスーツが見つかるはずです。
このように、バイクスーツを選ぶことは、バイク乗りにとって特別なことであり、情熱のために時間を使うことでもあるのです。
あなたにぴったりのスーツがきっと見つかるはずです。
Mugello RR D-air®